ペーパーウェイト『ヒツジグサ』

Misty moonlight, faintly falling
O'er the lake at eventide,　
Shows a thousand gleaming lilies
On the ripping waters wide.

おぼろ月夜の　月明かり
かすかに池の面（おも）に落ち
波間に浮かぶ数知らぬ
ひつじぐさをぞ照らすなる

英名でWater Liliey、和名では睡蓮と呼ばれるヒツジグサ。
水面に咲く姿から蓮と同じものと思われがちですが、ハスはハス科ハス属でスイレンはスイレン科スイレン属。まったく違う植物です。
見分け方のポイントは、花が水面に咲くのがスイレンで水面より上の方で咲くのがハス。葉も、水面に浮かぶのがスイレンで水面から上へと立ち上がらせてるのがハス。（もちろん種類によってはこの通りではないものもありますが）
なによりハスには花托がありスイレンにはありません。
お釈迦様が座ってらしたのが蓮で、モネの庭に咲いていたのが睡蓮。
上野の不忍池に咲いているのが蓮で葛飾の水元公園は睡蓮。
母がベランダの火鉢で育てていたのも睡蓮。

…とまあ、好きな花なのでうんちく語りしましたが、一度は作りたかった睡蓮をペンカフでもペンレストでもボトルカフでもなくこの形にしたのは、ひとえに「その方が可愛かったから」です。

乳白色のアクリル台に浮かんだマニキュアフラワーの睡蓮。
ペーパーウェイトとはしていますが、しょせんはアクリルなので大して重くありません。
せいぜい千円札一枚を押さえられる程度。風が吹けばたぶん飛びます。
でも姿が可愛いからそれでいいのです。

さて、あなたならどう使いますか？

※送料（クリックポスト）が別途加算されます※

[素材情報]
マニキュアフラワー
アクアマリン（天然石）
合金パーツ
アクリル板